凧 斑雪 実朝忌 薄氷

凧失せば雨漏跡や鴨居上

じわじわと斑雪きざみし日脚かな

将軍は将軍たれや実朝忌

うすらひの知らに水隠る手水かな

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たこうせば あまもりあとや かもいうえ  

じわじわと はだれきざみし ひあしかな  

しょうぐんは しょうぐんたれや さねともき  

うすらいの しらにみがくる ちょうずかな  

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~ my kite string snapped
~ so my kite that strung down from the ceiling of my room
~ flew off somewhre  
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~ in the spring sun
~ the remaining snow
~ has faded away by inches  
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~ the obit of Minamoto no Sanetomo
~ he was the most unshogunlike shogun
~ who ever lived in Kamakura-era  
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~ thin ice forms on the washing-water in the morning
~ though while i have not noticed
~ it melted away in the water  

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〔難読・難解語など〕

さねともき【実朝忌】:陰暦一月二十七日。源実朝の忌日。鎌倉三代将軍
実朝は、承久元年の同日、鎌倉八幡宮に参詣の途次、甥である八幡宮別当
の公暁〔くぎょう〕に刺殺された。(一一九二~一二一九)満二十七歳。
藤原定家の教えを受けて和歌に優れ、万葉調の格調高い歌をつくった。
歌集に『金槐集』があるが、雄渾なその調べは、今でも多くの人々に愛誦
されている。墓は鎌倉扇ヶ谷〔おおぎがやつ〕寿福寺にあり、毎年二月二
十七日に実朝忌が修される。また、三月には鎌倉鶴ヶ丘八幡宮で「実朝忌」
句会が行なわれる。  

はだれ【斑雪】: 薄く降り積もった雪。俳句では、はだれは、「まだら」
「まばら」「はだら」と同義とする。まだらに積もった春雪の情景であるが、
越後でははらはらと降る雪を「はだら雪」という。傍題に、はだら・はだら雪・
斑雪野・斑雪山・斑雪嶺・まだら雪・斑雪凍つ、など。  

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(09feb12)  

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About 池ノ内 孝    Takashi (Kou) Ikenouchi
a haiku poet (俳名:秋村 [Shūson]), an actor, pure-Japanese, Tokyo Japan

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