Bob Dylan – Blowing In The Wind

youtube: Bob Dylan –
Blowing In The Wind (Live On TV, March 1963)

2’35″ 

 
参考:
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Blowin’ In The Wind

Bob Dylan
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How many roads must a man walk down
Before you can call him a man?
How many seas must a white dove sail
Before she sleeps in the sand?
Yes, how many times must the cannon balls fly
Before they’re forever banned?
The answer my friend is blowin’ in the wind
The answer is blowin’ in the wind.

Yes, how many years can a mountain exist
Before it’s washed to the sea?
Yes, how many years can some people exist
Before they’re allowed to be free?
Yes, how many times can a man turn his head
Pretending he just doesn’t see?
The answer my friend is blowin’ in the wind
The answer is blowin’ in the wind.

Yes, how many times must a man look up
Before he can see the sky?
Yes, how many years must one man have
Before he can hear people cry?
Yes, how many deaths will it take till he knows
That too many people have died?
The answer my friend is blowin’ in the wind
The answer is blowin’ in the wind.

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風に吹かれて(直訳風)

作詩・作曲 ボブ・ディラン
日本語訳 池ノ内 孝
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あなたが「その男」を「あなたこそ、その人だ」と呼ぶようになるまで
「その男」はどれほど多くの道を歩き通さなければいけないのだろう
白い鳩が砂に埋もれて眠れるようになるまで
その鳩はどれだけ多くの海を渡らなければならないのだろう
キャノン砲の弾を飛ばすことが禁じられるまで
どれほどの数の砲弾をぶっ放さなければならないのだろう

その答えは、友よ、風は吹いているってことなんだよ
その答えは、つまり風は吹いているってことなんだよ

ああ、山が海に洗われるまでに
どれほどの年月、山はそこになければならないのだろう
ああ、人々が解き放たれるまで
どれほどの年月、人々は世にあり続けなければならないのだろう
ああ、「その男」が取り繕わなくて済むようになるまで
「その男」は何度その首を振り向けなければならないのだろう

その答えは、友よ、風は吹いているってことなんだよ
その答えは、つまり風は吹いているってことなんだよ

ああ、「その男」が本当の空を見ることができるようになるまで
「その男」は何度上を向かなければならないのだろう
ああ、「その男」が人々が泣いているのが聞こえるようになるまで
どれほどの年月、人間であり続けなければならないのだろう
ああ、そう、「その男」が<照見>するまでに
そう、どれほど多くの人間が死ぬのだろう

その答えは、友よ、風は吹いているってことなんだよ
その答えは、つまり風は吹いているってことなんだよ

参考:
ヨハネの福音書 〈Gospel of John〉 3:8 
 
The wind blows wherever it pleases.
You hear its sound,
but you cannot tell where it comes from or where it is going.
So it is with everyone born of the Spirit.”
 
風はその思いのままに吹き、
あなたはその音を聞くが、
それがどこから来てどこへ行くかを知らない。
御霊によって生まれる者もみな、そのとおりです。」

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風に吹かれて (下訳風)

作詩・作曲 ボブ・ディラン
下訳 池ノ内 孝
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あまたの道に通じ世知に長けたところで
漢(オトコ)と呼ばれるようにはならないし
却って無垢で純粋で木訥な方が男らしいなんて始まる…

何もかも説明できて、私たちを導いてくれる
「その人」が現れて、
しかも「その人」こそ、
まさに「その人」であると
あなたが認めることができるまで

あの人がそうじゃないか、この人がそうじゃないか、
いやちがう、あの人じゃないか、この人じゃないか…

そう、
救い主を探して、
で、救い主がいるのに
本物を見定められないものをバカというが、
そういうバカがたとえ本物を見定めることができるようになっても
それを認めようとしない限り、

ああだこうだ、くだらないことが繰り返され続けるのさ…

(ノアに陸地のありかを教えたっていう、旧約聖書の)
白い鳩だって実は
いくらたくさん海を渡ってみたところで
翼を休める陸地なんて見つかりゃしないんだよね…
最初からそんなところはないわけだからね…

ひとりぼろもうけしてみたり
集団の中で君臨して
人よりいい目を見ていい気分を味わうためには
言いなりにならない目の上のたんこぶやら
自分らのもうけに対抗したり脅威を与えたり、
横取りされたり…
やることなすことに邪魔立てするものがあれば
それをたたきつぶさなきゃ
自分がたたきつぶされるんじゃないかとおびえだす

おびえて暮らさず、
楽しくいい気持ちでい続け
自分らは高見の見物を決め込むためには

国民の大多数のバカを巻き込む
政府と官僚を作り上げて
自分らに憂いを与えるものを
共通の敵になるようにバカに教え込んでは
生存競争の勝利による欲望を達成したときの
エクスタスィを吹聴し
愛国心と戦気を高揚して煽り
盲信させ兵隊にし
アドレナリンを分泌させ
無垢で純粋な若者から順番に
死ななくていいことに
死に物狂いにさせなきゃいけない

結局大多数のバカの国民は
そうやって政治やカネの権力者たちによって
アドレナリンを分泌させられるように仕込まれ
自分たちに直接関係なくても
権力者にとっていなくなれば幸いな相手を
敵と呼び合わさせられ、
憎み合わさせられては
お互いに砲弾をぶちこんだりぶちこまれたり
人殺ししたりされたりし始めて
そのうちいつのまにか自分から
ほんとうの兵隊やら手下やら
人殺し好きの変態やら
体に爆弾をまきつけて出歩くような
キチガイになっちまう

こうしていくさなんてものは
もともとはといえば
政治やカネの権力者たちの
カネの欲やら権力欲やら支配欲を
満足させることが目的なんだから
その手下の兵隊が敵味方に別れて
殺し合いをしてみたり、
キチガイになったりすることが
この世からなくなるなんてことはないのさ

おお風よ、
主よ、キリストよ、精霊よ、
あなたは風の姿になって
思いのままに吹いている

あなたがどこから来たのか、これからどこに行き
わたしたちをどこにどう導かれようとしておられるかなど
俺たちなんぞが窺い知ることなぞできるものではない、って
ヨハネの福音書の3.8に書いてあったっけな…

いまここにある山が浸食されて海になるなんて
いったいどれほど先のことになると思う?
天変地異や人間ではコントロールできないものを扱わないかぎりさ
そんなことはふつうはありえないわけで…
どこの国や企業や団体や軍隊に教育されたんだい、あんた?

いま此の世にいるあなた方のうちで
此の世にいるうちに自由を手に入れて
束縛から解放されるようになるものがいるって
あんた本当に信じてるのかい?
毎日そう努力したって何世代先になると思ってるんだい?
誰に信じさせられたんだい、あんた?

知識も経験もなく、解決する知能も知恵も天分もなく
いったいどうしていいかわからないくせに
知能や知恵や実行力や知識・経験があるふりをして
いかにも計画やら実行のために思い悩んでいるようなふりをして
調子よく小首をかしげあって
さてどうしたものでしょうなあ、なんて言いながら、
実は自分では一切なにもせず、カネだけせびり続け
解決能力のあるものが出現するのをひたすら待ち続け待ち侘びて
一生ごまかし続けてうまくやろうとしているだけの
そういう小利口ものがどれほどいると思う?

おお風よ、
主よ、キリストよ、精霊よ、
あなたは風の姿になって
思いのままに吹いている

あなたがどこから来たのか、これからどこに行き
わたしたちをどこにどう導かれようとしておられるかなど
俺たちなんぞが窺い知ることなぞできるものではない、って
ヨハネの福音書の3.8に書いてあったっけな…

今、目の前に起こっているものごとを見て 
それが真実か否かを見極める力を得たり
いや、それができないまでも
それがなんとなくでもわかる目を持つようになるまで
人はどれほど、真実を見上げ続けなければならないのだろう…

それって青空が何なのかわからないまま
青空を見上げるたびに、空が青いねって言って
やっぱり青空はいいね…なんて言ってるのと変わらないよな 笑
それが何なのかわからないくせにね
そんなやつだらけなんだよ…

他人の泣き叫びを聞いて、それが真実か否か、
誰かに操られた芝居か、
それとも自作自演か、
聞き分けることができて
それに対応できる力を持つようになるためには
どれほど多くの泣き叫びを聞いて
耳をきたえなけりゃいけないと思う?

で、その泣き叫びが真実だったとしよう、
その真実を聞き分けて、あなた、
それに見合ったことを
自分で判断したり呼応したり実行する能力を持てる
そういう人間になれるとか、なるんだ、
なんて思ってるのかい?

国のためであれ
地域のためであれ
見ず知らずの他人のためであれ
知り合いのためであれ
友人のためであれ
家族のためであれ
子のためであれ
妻のためであれ
愛する人のためであれ
自分のためであれ

飢えた虎のためであれ
王のためであれ
民族のためであれ
金儲けのためであれ
食糧のためであれ
石油や石炭や希少金属のためであれ
黄金や宝石のためであれ
外国人の奴隷を確保するためであれ

たとえなんのためであれ

人が死ぬっていうことは
いったい何なのかがわかるようになって
他人を巻き込まずに
静かにあの世にゆくってこと
それが何なのか自分でもわかるようなるまで

バカはどれほど多くのバカを
自分の欲の実現のために巻き込んでみたり
死なさねばならないんだろう

あなた、
あなたが生きている間に
それが自分でわかるようになるだろう、なんて
まさか思っていないだろうね

死ぬってことと
命を落とすってことの差さえわからず
それがどうちがうのか
それさえ説明できないものが…

ひとりの人間が死ぬということとは何か
それをわかるようになるために
どれだけ多くのバカの
無駄な死がこれからも重ねられ続けるのだろう…

何もかも説明できて、導いてくれる「その男」が現れるまで…

おお風よ、
主よ、キリストよ、精霊よ、
あなたは風の姿になって
思いのままに吹いている

あなたがどこから来たのか、これからどこに行き
わたしたちをどこにどう導かれようとしておられるかなど
俺たちなんぞが窺い知ることなぞできるものではない、って
ヨハネの福音書の3.8に書いてあったっけな…

Trans (Kou) Late … too late ? 🙂


(Dec. 8, 2014, edited Mar.1 2015)

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About 池ノ内 孝    Takashi (Kou) Ikenouchi
a haiku poet (俳名:秋村 [Shūson]), an actor, pure-Japanese, Tokyo Japan

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