テレ朝 木曜ドラマ『緊急取調室』(2017) #1「傘をさす女」― 出演

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テレビ朝日 木曜ドラマ『緊急取調室』第2シーズン 第1話 ― 出演のお知らせ
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  テレビ朝日 木曜ドラマ

『緊急取調室』

  第2シーズン (2017) 第1話 「傘をさす女」 ― 出演

 初回拡大スペシャル [2017年4月20日(木) よる9時から~10時09分]

 “Emergency Interrogation Room” [Second Season]
 episode #1 ’A woman puts up her umbrella’

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  雪が降ると思い出すのは
  耳に残ったあなたの言葉

『死ぬのがみんな他人なら
  生きるのだってみな他人
  死ぬのもみんな他人なら
  愛する人もみな他人』

  他人の乗らない船はいつだって
  私ひとりをのせて
  海のはてまでずーっと進んでいくのです

  ふりむくな
  ふりむくな
  うしろを向いても誰もいない
  ふりむくな
  ふりむくな
  うしろを向いても明日はない!
 
 
― テレビ朝日『緊急取調室』(Season 2 [2017]) 第1話「傘をさす女」
    ( 脚本:井上由美子 潤色・脚色・演出:常廣丈太 )
    劇中劇<民子の独白>より ―
    舞い散る雪、傘、衣装 … 舞台も客席も何もかもすべてが赤に染まってゆく …
 

[補遺]
白河民子役の三田佳子さんがスゴイけれど、脚本の井上由美子さんが立てた、民子29才時の
この劇中劇に籠められた伏線まで押さえてご覧になっている視聴者もいらっしゃるのもスゴイ! 笑
 
*引用元:NAVAR まとめ 初回視聴率17.9%…重厚なつくりの『緊急取調室』に絶賛の声
 

データニュース社「テレビウォッチャー」 2017年民放春ドラマ初回満足度ランキング:
天海祐希『緊急取調室』満足度も春ドラマ初回1位

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赤色に染まった民子の舞台を観劇する白河藤一郎 50才 (48年前、民子29才、劇団研究生、後添え婚前)

40~48年前、藤一郎 50才~58才、民子 29才~37才 、パリ在住当時の色褪せた2ショットカラー写真。
なんと、民子を演ずる三田佳子さんご本人の該当年齢当時の写真が使われています!
三田さん、ありがとうございます。 🙂

約40年前の藤一郎のモノクロ遺影 [享年58才のころ]。民子との小劇場での出会いから十年ほど後の設定。
食生活が良いらしく、写真上、だいぶ太らせてあります (民子が料理ができることはキントリの真壁有希子
が見破っています)。劇中劇の場面の民子の白い傘や民子の自宅の赤と緑の草花は勿論、ここでは赤と緑の
供花が藤一郎の絵画手法と絵画と赤と緑の色彩が殺しの手法に関わっているということを暗示しています。
しかも遺影が置かれた仏間?は(雨を暗示する)透明の「すだれ」という結界によって生活の場と区切られて
いて(「彼岸」と「此岸」を象徴していますね)、後のシーンで小牧がこのすだれを巻き上げながら、民子に
「壁ドン」をしますね。つまり夫の目前で、一線を越える、すなわち「浮気」が行われるわけです。素晴
らしい伏線ですね。演出の常廣丈太さんのドラマ全体を通じた緻密なプランを映像に関わる制作スタッフ
皆で実現するというチームワークのよさと気を抜か (け?)ない意気込みが全編に表れていますが、この一枚
のスチルもその一断面ですね。

因みにドラマのエンディングに登場する雨に打たれ色彩を失った、否、色彩を捨てることによって、民子
が劇団員だった頃のあの雪の設定の劇中劇にこそこのドラマの原点があったということを象徴する白い傘
や宅配員の小牧が死の間際に広げたのが雨を象徴する「透明な」傘であるというのも心象風景を表していて、
このドラマ全体を通じて、藤一郎が描き、藤一郎がつけたタイトルの絵、あの藤一郎に愛された「傘をさす
妻 (つま)」に染まったまま余生を生きるのではなく、またあの時代、共産主義(赤)が席巻し、あらゆる支配
から脱して主体を獲得しようとした、そんな遠い昔の階級闘争・極左思想が横行していたあの時代(赤色をベ
ースにした絵画手法を、自分の作品のベースとして取り入れていた藤一郎の絵画手法もこれに応えています)、
劇団研究生だった民子が、赤色に染められた舞台で赤色の衣装を纏って立った、あの若かりし頃の「傘をさ
す女 (おんな)」であろうとした。舞台では白は何色にも染まる。本来の自分に戻ることで己の人生の闘争を
主体的に獲得せんと。60年代・70年代といえば、学生・労働者による政治・社会運動が吹き荒れた時代であ
り、この思潮・風潮に影響を受けぬものがなかった。また、多くの演劇集団はこうした社会風潮の先鞭を担
う役割さえ果たした。民子はこうした時代の小劇場で、無名とは言え主役を演じるほどの研究生であった。
民子が運動に身を投じ、それに染められていたのは想像に難くない。そして年の差婚。彼女は画家である夫
の愛情とその絵の中に塗り込められ、染められて行く。そして死別。夫に描かれ塗り込められた絵の中で未
亡人として生きて行く。しかし、ある人物との出会いによって、彼女は彼女自身の思いで人生を染めたこと
がなかったことに気づかされる。彼女は自分の人生の舞台で失われた時と女としてその若さを取り戻す闘争
を始めるのである。即ち、社会にも、誰の色にも染まらぬ、自分の決めた自分の人生を獲得しようと…。
しかしそれらの目論見は見事に裏切られる。時は容赦なく全てを透明に、否、色 (魅力)を消し去るもので、
出会いも離別も人生における執着や闘争も何もかも総てが「色即是空」に過ぎぬということを描きたかった
のではないか (民子は夫の「傘をさす女」の絵から目的に必要な緑色だけ削り取り赤ベースの本体は捨てま
す。そして目的は実践され、その結末は「透明な傘」が<開かれる>ことで帰結します…とても象徴的です)、
またもしや「白河」という名字もそれを象徴しているのではないか、とさえ視ているものに思い過ごさせる
ような脚本の井上由美子さんの思いを、常廣丈太さんが演出した、時代をオンタイムに生き、年齢を重ね、
人生が残り少なくなって来たものにしかわからない (ここの件は、ドラマの「転」と「結」をつなぐ場面、
即ち「傘をさす女」の絵を、老眼鏡越しに苦労しながら精査しているように見えるキントリの小石川に、モ
ツナベの若い、階級闘争を捨て転向し (赤を捨てて)、資本と貸借対照表と収益とその分配に基づいて豊かな
社会を実現した日本社会で、総お坊ちゃま・お嬢ちゃま化が進むポリシーも思想性もない替りに、スマホと
高度情報を駆使することができ、売買感覚と損得勘定には鋭い大量の高度消費者として育てられた「ゆとり
教育」世代の現代日本の若者の渡辺が、その売買や損得に関わらない部分では愚民化・良民化の浸透した世
代らしい親切心から、その作業を替わろうと申し出るシーンで、高度経済成長期・学生運動の終結、バブル、
そして失われた20年を、すなわちアナログ社会とデジタル社会の端境期を生きてきた小石川が笑いながら、
その申し出を柔らかく断るセリフ「君にはまだ見えないよ」を用意して、これに集約させていますね…)、
高齢化社会の諷刺というオブラートに包んで隠蔽していましたが、このドラマは、おそらく60才前後以上
の日本人には、ここのところ久しくなかった深みのある歴史観とプライドと志を人格の柱として持って生
きてきたものの、社会的に秀でた個人のスキルを持てなかった一人の凡庸な人間が、社会的人格を軽視・無
視する大量消費オムニバスなどこを切っても金太郎の長寿高齢化社会に個を抹殺しながら、皆と歩調とレベ
ルを合わせながら、<健康を失うような作為、社会不適応者という医学的所見と社会的レッテルを貼られる
ような「確信犯」的な事件を引き起こさぬ限り、>誰からもケアを受けることもない、出会いも刺激もない、
コミュニケーションさえ普段の挨拶程度しかない、恐ろしくステレオタイプで孤独な日常を平々凡々と死ぬ
その瞬間まで生きなければならない、またそうせねば過半数を制するグループからいじめを受け、疎外され、
干されるようなコミュニティの中で、経済的・社会的に統計的平均な生き方を強いられ、また基本的にそれ
以上も以下も求められぬ一方で、刹那的な<勝ち負け>という<結果オーケー>を前提とした成金的競争社
会を愚民政策として煽り立てつつ、<勝ち組>と出る杭には高額消費を助長し、階級意識と階級形成の空気
を醸成して、その対価として法的保護と課金・課税し、<負け組>とレッテルした脱落者にはおとなしくし
ていさえすれば渋渋ながら生存権で仕方なく生きさせて恩を着せる、といった政治・行政・社会を、志ある
ものから観れば、太平に病み、明日も希望も出口も何も見いだせなくなった、金とバランスシートとそれが
もたらす刹那的階級に拘泥させ、他者と比較や差違の優劣を互いに較べ合わさせ、劣っているものたちには
失意と怨嗟、嫉妬と妬みを、優ったものには社会的優越感と特権階級意識を植え付けて、個人を試しつつ、
同時に大過なき限り<他人><善意の第三者><大衆・良民の一人>として網羅的に個を看視する高度情報
収集監視・監理システムとそのネットワークの普及・強化による個人のラベリングとナンバリングによって、
ますます閉塞して行く、その現代日本をまさに風刺する素晴らしい作品として映ったに相違ありません。
いずれにせよ (笑) 末尾ながら、出演させていただき感謝の次第であります。 🙂
 
 
晩年やあまりに淡き春の虹 柴田白葉女
 
 
― 分析文責:池ノ内 孝

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あなたをマル裸にする! 鉄壁の取り調べ集団『キントリ』が手ごわい被疑者たちと繰り広げる心理戦!!
“密室の銃撃戦”ともいうべき緊迫の取り調べ劇は必見!!
 
◇番組内容
宅配便の配達車の中で、なぜか“傘をさした”男の遺体が見つかった。死因は薬物による中毒死。そんな中、
天涯孤独の77歳の老女・民子(三田佳子)が自首してくる。ところが、民子は数時間後には自首した記憶さ
え曖昧に!?手ごわい被疑者をキントリ(=緊急事案対応取調班)が取り調べすることに。民子と向き合った
真壁有希子(天海祐希)は、思わぬ苦戦を強いられる。有希子は、民子の深層心理と真実へつながる突破口
を開こうとするが…

◇出演者
天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、でんでん、大杉漣、小日向文世

【第1話ゲスト】三田佳子 

第1話 配役:
・白河 民子(未亡人) – 三田佳子(劇団研究生時代 [29才時]: 倉田悠貴 )
白河 藤一郎(民子の亡夫・画家、故人) – 池ノ内孝
・小牧 修介(宅配便の配達員) – 石田卓也
・綾野 文香(白河民子のマンションの1階上の住人、主婦、舞と勇人の母) – 馬渕英里何
・綾野 舞(文香の娘) – 川島夕空
・綾野 勇人(文香の息子) – 鳥越壮真
・宅配便の社員(小牧の上司) – 中脇樹人
・マンションの管理人 – 下村彰宏
 
 
◇脚本   井上由美子
◇演出   常廣丈太 (テレビ朝日)
◇音楽   林ゆうき
◇主題歌  AI『最後は必ず正義が勝つ』(ユニバーサル ミュージック)
 
◇スタッフ
 
【ゼネラルプロデューサー】三輪祐見子 (テレビ朝日)
【プロデューサー】都築歩 (テレビ朝日)、松野千鶴子 (アズバーズ)、神馬由季 (アズバーズ)

みどころ

第1話あらすじ

宅配便の配達車の中から、28歳の配達員・小牧修介(石田卓也)の遺体が見つかった。
死因は薬物による中毒死。だが、遺体には奇妙な点があった。どういうわけか小牧は運転席で、
必要ないはずの傘を差したまま死んでいたのだ! そんな中、地味で年老いた天涯孤独の未亡人・
白河民子(三田佳子)が自首してくる。ところが困ったことに、民子は数時間と経たないうちに、
自首した記憶さえ曖昧な状態に…。しかも畳みかけるように、事件の謎を深める要素が浮上する。
車内の指紋はいずれも民子と一致しないばかりか、犯行に使われた毒物も彼女の自宅からは発見
されなかったのだ。

この事件は重要案件に指定され、真壁有希子(天海祐希)ら緊急事案対応取調班(通称・キントリ)
が取り調べを担当することに。だが、民子と向き合った有希子は、思わぬ苦戦を強いられること
になる。

何が嘘で、何が真か──。有希子は一筋縄ではいかない民子に苛立ちを覚えながらも、あらゆる
手を尽くし、彼女の深層心理と真実へつながる突破口を開こうとする…
 
なおストーリー梗概やメイン・キャスト、スタッフ、放送などに関する情報、詳細は、
‘番組HP’のリンクをクリックしてご参照ください。

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テレビ朝日 木曜ドラマ「緊急取調室」第2シーズン 第1話
初回拡大スペシャルに出演いたしました。 見つけていただけましたでしょうか… 笑 

民子(三田佳子さん)のパリで亡くなった夫で、画家の白河藤一郎の役でした。

ありがとうございます。 :) 
 
i was offered and played a role of a artist-painter who lived in Paris and had been
active in the international artists’ community and that art scene about the 1960s
~70s, as Fujita Tsuguji, Picasso, etc. on ‘Televi-Asahi”s Thursday’s TV drama
‘Emergency Interrogation Room (Season 2nd, #1 )’ . well-becoming, isn’t it ? 🙂
in any case, thank you for your timing in to the channel for me.
 
四十・五十は洟垂れ小僧と自戒しつつ、今日に至り、そろそろ洟垂れ小僧を卒業しなけれ
ばなりません。とはいえ、今もまだほんの端役ではあります。 =D
 
さて、残されている年月で、あらゆるドラマ・映画で、ひと味加えるのになくてはならぬ
塩・胡椒のような存在感のある、また「味覇」や「にんべん」や「ほんだし」のように何
に加えても味のある、味の出る役者として、プロデューサ、監督、制作のみなさまはもと
より、視聴者のみなさまからオファーをいただけますよう精進して参ります。
 
どうぞ今後とも (俳句の方も ^^;)
末永く応援のほどよろしくお願いいたします。
 
 
池ノ内 孝
Takashi Ikenouchi

(旧芸名:池内 孝 [イケウチ・コウ]) [2013年まで]

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word as to this TV drama to readers from Takashi : 

See you on your TV monitor 😉
oh … please get hold of me somewhere on your monitor for a split second, thank you:)

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LINK: 

番組HP:テレビ朝日 木曜ドラマ『緊急取調室』HP
http://www.tv-asahi.co.jp/kintori/

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NAVAR まとめ:「緊急取調室」(2017) 第1話 傘をさす女
初回視聴率17.9%…重厚なつくりの『緊急取調室』に絶賛の声

データニュース社「テレビウォッチャー」 2017年民放春ドラマ初回満足度ランキング:
天海祐希『緊急取調室』満足度も春ドラマ初回1位

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April 20, 2017